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***** Open Dialogueの続き☆5ページ目*****

+++Minminpieからの書き込み
→→続き→→

>>なんとも、詭弁を聞かされるとは大変失望しました。平和主義とは起こってしまった出来事には全く対処が不能なのですか。

戦争の歴史は「失望」の連続です。起こった出来事は起こった出来事ですから変えることはできないのは当然です。でもその戦争に対する「失望」を今後無くす為に頑張るしかないでしょう?

>>片方の国が相手を敵視している状態で、もう片方の国が融和策を取って成功した例はない。対話と圧力を用い、解決していくより他に手法はない。・・・そういう事で良いのですね。

いいえ。ベルリンの壁は特に武力行使をしなくても人々のデモと希望の力で結局壊れましたし、冷戦もアメリカとソ連が核爆弾を打ち込みあうことなく終わりました。韓国は日本を「敵視」して軍隊を持ったけれども、日本に攻め込むことはなく日韓共同宣言が生まれましたし、アメリカが中国に対してミサイルを911テロ前に用意することに決めたけれど911が起こった後、今のところその緊張は回避されました。私が言いたかったのは、例え敵でも、軍事力を持っている相手を極度に敵視しないことによって相手の敵意を駆り立てないようにしていれば紛争はおきていないので、したがって戦争になっていない、ということです。

>>え? 何を言っているんですか? 南アフリカで紛争?言っている意味がよくわかりません、具体的な例を挙げて貰えませんか?

これは経済制裁のテーマになった時に取り上げたいと思っているアパルトヘイトの例ですが簡単に説明しますと、公にはアパルトヘイトを撤廃する為、南ア「政府」に対して世界が経済制裁をしたんですけれど、国連を始め各国がマンデラさんやムベキさんがいたANC(アフリカ人民会議)という南アの反アパルトヘイト団体(今は政党だが当時は団体)をサポートしました。ANCはアパルトヘイト下で地位の低い黒人達の亡命をうながして教育を受けさせたり国内の黒人の意識活動を推進し、南ア(白人)財界は利益を守るためにANCと協力して経済を保とうと(そして革命をコントロールしようと)しました。その結果国はじわじわと経済成長を続けそのまま成長を続ける為には、国民80%を占める黒人の低賃金・無技術労働だけでは人手が足りなくなった上、黒人の反体制運動が盛んになりました。そして結局アパルトヘイトを保つお金と労力が「政府」に無くなりアメリカの南北戦争の様に戦争になることなく、アパルトヘイト制度が終結したんですね。もちろんこの事件にはソ連崩壊などいろいろな要素は付いてきますが、平和的解決のケースとして大いに参考になるというまでです。

では、湾岸戦争のことに戻りましょうっ!

JSFさんのご指摘を引用します。

>>短絡的であると言えます。そんなことを言い出すならソ連がフセインを産んだ、とも言えてしまいます。

分かりました。そうですよね、私が言い過ぎましたよね。すみません・・・。アメリカとソ連と、サポートした国が全部でフセインに力を与えた、といった方が妥当ですよね。添付していただいた資料から見てもそうですよね。

とても分かりやすい資料をありがとうございました。頂いた情報を元にいろいろ調べていたら、こんなページを見つけました。
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/iraq.html

このページを見てみてください!JSFさんの資料と同じようなことが書いてあるんですけれども下のほうに「クウェート侵攻9カ月前、イラクに10億ドル信用供与 米紙報道」という記事が付いていて、

>>イラクにとって見れば、自分とアメリカやサウジと仲良しなどとは夢にも思っていません。

という状態だったかもしれませんけれど、その事実とアメリカがフセインにクエート侵攻を(1週間前に)暗に容認したという事実が合い重なればまさに私が以前書き込みましたように、「フセインはアメリカもソ連もクウェート侵攻のときに敵に廻ってくるとは思っていなかったのでは」ないか、という予想が立てられないわけでもないとやはり思いました。「信用供与」としてアメリカからこれだけの額をもらっておいて、フセインは本当にアメリカが敵となって攻めてくると思っていたのでしょうか・・・?

どちらにしても言えるのは、フセインがソ連が味方に付くと思っていたにしろ、アメリカが攻めてこないと思っていたにしろ、上のページの資料からも分かるようにイラン・イラク戦争の時も湾岸戦争も儲かったのは他国の軍需産業のビジネスですし、俗に「大量破壊兵器」呼ばれる化学・細菌兵器は80年代にアメリカから輸出されたものですし、それを使ってフセインはイラン人・クルド人の大虐殺をしましたから、例え、

>>イ・イ戦争でアメリカがイラク側を支援したのはイスラム革命の波及を恐れた事、そしてサウジやクウェートもイラクを防波堤にする気で支援しています。

だったり、

>>私はイ・イ戦争でアメリカがイラクを支援したことは大変、妥当な判断であると思っています。

だったとしても必要以上のビジネスだったのではないか・・・とそれに巻き込まれて亡くなった人々のことを考えると思いますし、今年のイラク侵攻はそのアメリカが以前輸出した「大量破壊兵器」をフセインが持っているから、という名目でしたのでそれ自体も奇妙な理由に聞こえたりするわけです。ブッシュ政権は軍需産業や石油産業とも(父政権の時代から)深いかかわりがある人々なので、アメリカという世界をリードしている国故に、今回のイラク侵攻の理由に対していろいろな人が「反米」として文句を言うのはこの辺りにも起源しています。*1

ですから、

>>ソ連はイラクとの深い繋がりを利用して危機の発生を未然に防ぐ事が出来た筈です。

と、そのぐらいソ連に力があったら良かったですけれどアメリカがそれだけフセインに投資をしていて、冷戦も終わりアメリカと仲良くすることに決めたソ連がフセインに対して何ができたかは私には良く分かりません・・・。どういうことが可能だったと思いますか?

それでは、長くなりましたが今日はこの辺で〜!
新しい掲示板の提案ありがとうございます!今のとこ、私のページでいけると思いますのでこのままでいいです!でも、もしホームページがいっぱいになってしまいそうだったら(そんな長く続いたらすごいねっ!)その時はお願い致します★

PS. JSFさんも対話を楽しんでいてくれて私はとてもうれしいです☆

*1
藤原征矢のティータイム・トークから
ブッシュ政権の軍需産業と石油産業との密着なつながりを指摘しています。参考程度にどうぞ。
http://www.geocities.jp/qzb13521/iraq2.html

(9月25日8時25分)

+++JSFさんからの書き込み
>中国とインドはASEANのTAC に署名することがきまりましたね!!!しかもロシアもASEANに加盟するという方向だとか。

それらはさほど意味がある署名では有りません。
元々中国、ロシアともARFに参加していましたし。
あと勘違いしないで下さい、ロシアはASEAN自体に参加はしませんよ。そんな話は聞いた事が無いです。
SEATACは名目上は不戦条約に近いものですが、スプラトリー諸島を巡って壮絶な争いを始めている彼らが何を言っているのやら・・・と思います。もうあそこは半ば戦場なんです。

フィリピンは数年前、自国が領有権を主張する島に中国が施設を勝手に建てた時、特殊部隊を送りこんで爆破してしまったばかりです。この事件の後、フィリピンはアメリカに再接近し米軍の駐留を再び認めてしまいます。

1996年にフィリピン海軍が海賊船を拿捕した時、中国政府は武力で脅してこれを奪い返しました。どうやら中国の私掠船だったらしく、あの手この手で戦闘が続いています。
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~gabriel/OTW%20Forum01.htm

つい最近の事件
★ベトナム艦、中国漁船2隻を攻撃=1隻が消息不明に−トンキン湾
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030925-00000005-jij-int

トンキン湾の領海交渉は中越双方にとって悩みの種です。しかしそれとは別に動きがあります。
実はベトナムはアメリカ海軍にカムラン湾を提供する気です。ベトナム戦争であれだけ血を流し合った両者が、今になって軍事提携を図ると言う事は・・・それも今までソ連(ロシア)が使用していたカムラン湾を、です。

理由はフィリピンと同じくスプラトリー諸島問題に置ける中国への牽制。

>前も言いましたが今や彼らはビジネスパートナーで、100年前のしこりで同盟を築く築かないの問題ではなくてこれからどうやって争いもなく、経済的・距離的にも同じアジアの国同士仲良くしていくかが問題なわけだと思うんです。

勘違いされないで下さい。私は100年前のしこりを引きずっているのでは無いです。彼らは100年前から変わっていないのです。

その証拠が、中国や韓国が取っている反日政策です。

>もし日本が彼らと仲が良くならないまま中国がもっと資本主義化なんてしてしまったら

これも前提が逆です。日本は仲良くする準備があるのに彼らはその意思が無い。

>他のアジアの国も日本以上に中国と手を結ぶし、米国と仲たがいしないようにするのは大切だけど

見ての通りフィリピン、ベトナムはアメリカ軍を招き入れました。フィリピンは92年にアメリカ軍を追い出したばかりなのに、やはり必要だと思い直し、今や一緒に対テロ戦争(フィリピン国内のイスラムゲリラ狩り)をやっています。

>アジアの変化に日本がついていかなければ、完全に乗り遅れて経済的に安定しなくなるんじゃないかな

激動のアジア。飛ぶ鳥を落とす勢いだったアジアが通貨危機に見舞われたのが97年。IMFの介入を受けた国もありました。(韓国も含む) 誰も事前に予測できなかった。

先の事など分かりはしません。ならば、どちらにどう転んでも生き残れるように対処する事が肝心です。アジア各国がアメリカと手を結んだり、中国と手打ちをしたり、平和条約を締結したり、その裏で紛争を起こして見たり・・・

ASEANは日本も巻き込みたがっています。
ASEAN自体に日本が参加するよう呼び掛けています。
そして日本の軍事力をカードにしようとすら考えています。

★軍事協力に関する「日本の慎重な姿勢は改められるべき時期だ」
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/asia/200212/21-01.html

ASEANが今行っている平和外交は戦争と表裏一体のモノです。そしてインドの核兵器が中国への牽制用であることを忘れてはなりません。

>東南アジアはASEANに加入した中国と経済的協力を始め、日本の経済はこれからどうなるんでしょうね。

何度も言いますが、中国はASEANそのものに加盟するわけではありません。それにASEANがEUのような組織に発展する可能性は無いでしょう。NAFTAやMERCOSURのレベルまで持って行けるかどうか。

>それこそ、国益だとかそういう問題になるんじゃないかなんて・・・?

日本は盲目的にアメリカに追従しているわけではありませんよ。イラクに軍隊を派遣する事も含め、国益に合致する故に追従するのです。

それは韓国がイラクに大軍を送ろうとしていることから見てもわかる筈です。盧武鉉大統領は反米リベラルですが、現実主義者です。

>起こった出来事は起こった出来事ですから変えることはできないのは当然です。

貴方は何を言っているのですか? 
私は過去の出来事を変えろ等とは一言も言っていませんよ。

>この質問は平和主義的にはナンセンスです。「敵視」している、と対抗した時点で敵同士ですから、敵同士にならなければ紛争はおきませんね。

平和主義とは片方でも「敵視している」状態に入った時点で解決不能と貴方は白旗を揚げています。

私は片方が敵視している、ないし両方が敵視している状態で、そこから戦争が発生しないような手法を模索すべきだと考えますが。

無論、最初から皆が仲良くする事が理想です。
しかしそれは今すぐでは不可能でしょう?

>いいえ。ベルリンの壁は特に武力行使をしなくても人々のデモと希望の力で結局壊れましたし

これは「冷戦」に西側が勝利した為。「冷戦」は宥和策ではありません。

例えば北朝鮮問題・・・経済封鎖をして北朝鮮を追い詰め、難民が38度線を越えてきたとします。北朝鮮軍はそれを押し留めようとせず、38度線が無くなってしまい・・・北朝鮮崩壊、戦争にならず解決した場合。
それは別に平和主義のおかげでは無いのです。

ベルリンの壁にも同じ事が言えます。
壁が崩れる10年前に同じ事をしていたら、ワルシャワ条約機構軍によって踏み潰されていました。

>冷戦もアメリカとソ連が核爆弾を打ち込みあうことなく終わりました。

それは平和主義の勝利だと思っているのですか?
平和主義のおかげでソ連でクーデターが起こり、崩壊していったと思っているのですか?

アメリカは宥和策など取ってはいない。軍拡競争に引きずり込んで、ソ連を破産させたのです。そしてアメリカが軍拡に走った理由は、それ以前の軍縮ムードに押され核兵器を廃絶していったら・・・何時の間にかソ連に核兵器の数で大きな差を付けられてしまい、大慌てで差を取り戻そうとしたのが理由です。

>韓国は日本を「敵視」して軍隊を持ったけれども

いいえ、それは明らかな間違いです。
韓国の軍備は“対北朝鮮用”を目的として調達が為されてきました。

>日本に攻め込むことはなく日韓共同宣言が生まれましたし

竹島が武力占領されました。更に彼らは「対馬占領計画」すら持っていました。李大統領は何度も「対馬は韓国の領土である」と繰り返し主張しています。

そして竹島も対馬も、サンフランシスコ講和条約で日本への帰属が決定されている地域であり、韓国の竹島占領は国際的にも認められない侵略であることは明白です。

>アメリカが中国に対してミサイルを911テロ前に用意することに決めたけれど911が起こった後、今のところその緊張は回避されました。

何の事やらさっぱり理解できません。
新聞ソースかなにかを添えて説明頂けますか?

>アパルトヘイト

この問題については余り知らなかったので詳しい説明をありがとうございます。

>では、湾岸戦争のことに戻りましょうっ!

はい。

>「フセインはアメリカもソ連もクウェート侵攻のときに敵に廻ってくるとは思っていなかったのでは」ないか、という予想が立てられないわけでもないとやはり思いました。

その積りでクウェートに侵攻したのでしょう?
アメリカとソ連を敵に回して、無茶な道理が通る筈が無いのですから。

>10億ドル供与

9ヶ月も前では直接の意味があるとは思えません。
イランとの戦争は終わったばかりで、復興用の資金は各地から集めていました。無論、他の中東諸国も。ソ連は崩壊寸前でしたので余裕が無かったようです。

>イラン・イラク戦争の時も湾岸戦争も儲かったのは他国の軍需産業のビジネスですし

あんまり儲かっていませんよ。特にイラクへ資金援助した国と、イランで西側兵器の再生を行ったイスラエルは。一番美味い汁を啜ったのはフランスと中国でしょうね。それと北朝鮮・・・

>俗に「大量破壊兵器」呼ばれる化学・細菌兵器は80年代にアメリカから輸出されたものですし

欧州各国もです。あと、西側の記録には無いようですがソ連からも化学兵器の技術支援は行われています。しかし面倒な事に化学兵器の原料は工業用に使われているものでも有るので、一概にそれが化学兵器とは言いきれないのも現状です。

それと、この戦争で細菌兵器は使用されていない筈ですが・・・

また、核施設はフランスが造ったオシラク原発がイスラエルに空爆を受けて破壊された事件も有ります。

>だったとしても必要以上のビジネスだったのではないか・・・とそれに巻き込まれて亡くなった人々のことを考えると思いますし

イラン・イラク戦争の経過を調べて下さい。
イラク軍は何度も苦境に陥ってます。それとビジネスと言いますが、結果的に彼らは損をしていますよ。貸した金や兵器の代金ををかなり回収できていませんから。

>今年のイラク侵攻はそのアメリカが以前輸出した「大量破壊兵器」をフセインが持っているから、という名目でしたのでそれ自体も奇妙な理由に聞こえたりするわけです。

イラクは湾岸戦争で他国籍軍に敗れ去りました。その上での大量破壊兵器保有禁止です。・・・私には奇妙に思えません。ヨーロッパ史を勉強していくと、ファシストとコミュニストが手を組んだり、いきなり条約を破棄したり「昨日の敵は今日の友」「今日の友が明日は敵」といったシチュエーションが頻繁に出てくるのでこれが普通に思えてしまいます。

「敵の敵は味方」「敵の味方は敵」
・・・有る意味、単純なのかも。奇妙に思えてしまうのは、情勢次第で敵と味方がクルクルと変わってしまうからでしょう。

その辺を見極めるのが外交です。そして歴史から教訓を学びましょう。

>冷戦も終わりアメリカと仲良くすることに決めたソ連

あの・・・全然違いますよ、その解釈は。
そういう発想では何故ソ連が滅びたか見えてきません。
冷戦は自然に終わったわけではないのです。ゴルバチョフは経済崩壊が原因によるソ連帝国の衰退を「冷戦の終結」という美名で誤魔化したに過ぎません。

>ソ連がフセインに対して何ができたかは私には良く分かりません・・・。どういうことが可能だったと思いますか?

イラクがクウェート侵攻作戦準備中に外交圧力を加え思い止まらせる事。ソ連にはそれが出来た筈なのですが、崩壊寸前のソ連に他国を気遣っている余裕は無く、放置した結果が湾岸戦争です。

イラク軍の主要装備はソ連製です。戦車や装甲車といった機甲兵器は殆ど全てがそうなのです。ソ連はイラクのクウェート侵攻翌日に武器禁輸措置を取りましたが、それでは遅すぎました。

(9月28日3時58分)

+++かんかんさんからの書き込み
なんだか・・・
すみません・・・やはり解釈が違うのでしょうか。
私も冷戦の崩壊と言うかベルリンの壁が崩壊したあたりは戦争がおこらなくてよかった〜などと単純に考えていました。(知識はないのでごく単純に)
経済的な力?で崩壊させたのは平和主義ではなくかといって軍事主義でもないのであれば、なんなんですか?
自分で調べろって話かもしれないのですがふと疑問に思ったので書いてみました。

お二人の議論のファンで毎回読んでいるので・・。 (9月28日22時5分)

(8月27日0時57分)

+++Minminpieからの書き込み
JSFさん

いつもいつも細かい返答をありがとうございます!本当に感謝しています。私の前回の書き込みでなるべく一部のことはまとめようと努力したんですが、議論が堂々巡りになってきましたね。今回も一部似た様なことを書きますが、意見をまとめるためですのでよろしくお願いいたします。それでは思うことを書いていこうと思います。

>ロシアはASEAN自体に参加はしませんよ。そんな話は聞いた事が無いです。 v

これは朝日新聞ウェブ9月22日の国際ニュース速報から取りました。朝日のウェブには既に残っていないのですが、ここに同じ記事がありましたのでちょっと見てみてください。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20030922/K0022200708014.html
この2文目。ロシアも加盟申請中、と書いてありますね。前回はこれを基に書きました。今度からはリソースを多くつけるよう努力しますね!

>>SEATACは名目上は不戦条約に近いものですが、スプラトリー諸島を巡って壮絶な争いを始めている彼らが何を言っているのやら・・・と思います。もうあそこは半ば戦場なんです。

貴重なご指摘です。TACが面目上で事実上は意味は無いかもしれない、ということですね。それはもっと厳しく各国で話し合っていかなくてはならないですよね。でも、この条約に入る、という意思は不戦を実行する始めの一歩だ、という解釈もできます。私はこれはいい方向に進んでいると思うし、ASEANとしての絆を深めるまた大きなステップだと思いますよ。

そして、そのスプラトリー諸島についてですが、日本エネルギー経済研究所・ニュースアーカイブ9/12/2003(リソース「Dow Jones China Report」)のところを見てください。彼らは協議を始めたと書いてありますね! http://eneken.ieej.or.jp/headline/archive.html?area_id=8
話し合いは平和解決の第一歩だと私は考えますし、無駄にはならないはずです。前向きに捉えたいですね。

さてここまでずっとJSFさんと意見交換をしていろいろ書いてきて思ったんですけれど、いい歴史も悪い歴史も私達は学んで今後にいい方向に物事を進めて行きたいと願うにあたり、時代の変化はいち早く進んでいくので私達はついていかなければならないしそれに適応しつついろいろな解決策を練っていかなければなりません。特に冷戦が終了してから現在に至るまで日本を含め世界はすごく変わったし、また今でも変わり続けています。

これは私の想像ですがJSFさんが社会問題をずっと見てきた時代というのはきっと冷戦などソ連・中国等共産主義国が脅威と思われている時代からだったと思うし、彼らに対する不信感がぬぐえないからどうしても彼らに対して否定的な見解になってしまうんだと思われます。そして私が社会問題を見てきた時代というのは、ソ連が既に崩壊しアメリカが資本主義国として世界一になってそしてそれで巻き起こった資源の無駄使いやビジネス交じりの戦争を目にしている時代なので、彼らに対する不信感がぬぐえなず彼らに否定的な見解になるのだと思います。

そして現在の私の目からすればソ連も中国も(JSFさんに言わせれば100年前から反日教育は変わってないのでしょうけど)外交的な態度はここ7-8年ですごく変わっているように見えます。中国に関しては前から言っていますが、今やビジネスパートナーで中国製を持っていない人がいないくらい日本のブランドなのに中国で作られているものばっかりじゃないですか。どういう形であれいい形でかかわりを持つことは今後の関係にもきっといい方向で役立つと思うのです。*1北京週報・日本貿易振興会の長守野友造三のスピーチから。( http://dawning.iist.unu.edu/china/bjreview/Japanese/98Oct/bjr98-41j-12.html  「中日貿易の発展ぶりについて」からを参照。)

ですから、

>先の事など分かりはしません。ならば、どちらにどう転んでも生き残れるように対処する事が肝心です。アジア各国がアメリカと手を結んだり、中国と手打ちをしたり、平和条約を締結したり、その裏で紛争を起こして見たり・・・

と、手を組んだり平和条約を結んだりとか言うのは歓迎ですけれど、経済で生き残る為に裏で画策してどこかの国のように個人を駒に使ってどこかの国に攻撃を仕掛けて大量殺人を容認したりして今後の国際関係を築いていくわけにはいかないと私は考えます。ビジネスの為に人殺しや環境破壊を容認できないしそれで安全な関係は成り立っていかないということです。もう一度この点を私なりにはっきりさせるために引用しますけど、

>平和主義とは片方でも「敵視している」状態に入った時点で解決不能と貴方は白旗を揚げています。

解決不能とは一言も言っていません!わざわざ敵視していることを名指しや指摘してわざわざ国家間の緊張を高めることは無いという趣旨ですね。前にも同じことを前にも説明しましたけど、人間関係も同じですから・・・。これ以上のこれに関する考え方の議論は私達の性格や対人関係のあり方、もしくは家庭環境等などが最終的に密接に関係すると思いますからもう突っ込まない方がいいと思います。(突っ込めというなら延々と人間的なことを語っちゃいますけど)

>私は片方が敵視している、ないし両方が敵視している状態で、そこから戦争が発生しないような手法を模索すべきだと考えますが。無論、最初から皆が仲良くする事が理想です。しかしそれは今すぐでは不可能でしょう?

最初から言ってますけど、非暴力を求める行動は敵視だとかそういうことでなくてどんな状態でも暴力が発生しないように解決を模索する方法であって、それは心の哲学でもあるし誰かが非暴力を求めていかないと世の中は暴力の連鎖で憎しみ合いを生むでしょう。この辺もう一度言いますけど、今の兵器の破壊力は昔と違いボタン一つで人々を黒焦げにできます。その上世代を跨いで人体にも環境にも後遺症も残ります。*2攻撃を受けた世代は後世まで延々とその恨みを語り続けるだろうし、そうしてまた戦争を生めば軍需産業の人々の思うつぼでしょう。誰かが止めていかなくてはいけないし、私は殺人を容認する側の駒になりたくない。

(*2 JSFさんには必要の無い情報かもしれませんけど、知らない人は必ず見てみてください。これは湾岸戦争から使われた兵器の一つですがどういう後遺症を残しているか書いてあります。http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/index.html  中国新聞・劣化ウラン被爆深刻)

そして繰り返しますけど、私はJSFさんの様な考え方の人も必要だと思いますし、これからもその道を貫いていくべきだと思います。でも反戦や非暴力を訴えている人のスタンスも認めていくべきだと思います!最終的にどれだけ理論を話しても人間同士の繋がりですから、始めるのも止めるのも人間同士であって今のとこロボットではないですからね。

>それは平和主義の勝利だと思っているのですか?平和主義のおかげでソ連でクーデターが起こり、崩壊していったと思っているのですか? アメリカは宥和策など取ってはいない。

別に平和主義の勝利だなんて思っていないし、言っていません。私の趣旨は別にわざわざ軍事力を強制的に行使しないでも、平和的に解決することも沢山ある、ということです。前も言いましたが、よく引用され世間的に批判されている「宥和政策」は妥協して一時解決を図った方法なだけで、最終的に平和解決に持っていこうと対策を練った政策ではありません。JSFさんのおっしゃるとおり冷戦は「宥和政策」で終わったわけではないと思います。(しかしJSFさんの指摘した理由はその一部に過ぎないと思いますけど・・・。)北朝鮮がベルリンの壁と同じような形で崩壊したらそんなにすごいことはないじゃないですか。もちろんJSFさんが意味している「宥和政策」が解決したことにはならないでしょうし、でも軍事を使った強硬政策が解決したわけにはならないんですから・・・。平和解決という様に呼べないですか。(<かんかんさん)

+++++++まとめ++++++++
JSFさん>反日教育を含め中国・韓国・北朝鮮は昔から変わっていない。彼らと手を組むなんてもってのほかで敵視をされているのだから、いちゃもんは突っぱねなければならないし敵視されていたり、敵視しあっているのだから軍事力の選択も抜かないで物事を解決していくべきだ。「宥和政策」は何も解決していない。ASEANはEUのようにならないし海上の問題もあり例え不戦条約のTACに入ったとしても中国は信用できない。

みんみんパイ>ビジネスパートナーとしてここ最近でも各国交流があるように、時代と国々は変わってきている。ASEANを含めアジアの友好関係には潜在的に将来にいい関係を築く要素がまだ沢山ある。しっかり手を組んで軍事力を抜いた解決策を練っていかなければならない。なぜなら、現在の軍事力は人を殺すのも簡単で環境破壊も甚だしいので簡単に戦争を起こすわけにはいかない。誰かが止めていかなければならないし、非暴力を求める解決法は俗に批判される「宥和政策」ではない。

これ以上の双方の考え方についてはこれを読んだ皆さんにご判断を任せたいと思いますが・・・結局どう感じられるかは皆さん一人一人の問題です。次に進みます。

>何の事やらさっぱり理解できません。新聞ソースかなにかを添えて説明頂けますか?

一応上でまとめてしまったのでこれは補足ですが私がこれで意味していたのはミサイル防衛計画のことです。JSFさんのほうがこれに関しては詳しそうですが、一応資料をつけておきます。2001年6月頃に騒がれ始めた出来事で、911テロの数ヶ月前です。ちなみに最近5月に北朝鮮に行きうちの研究所でスピーチしたカート・ウェルドン下院議員さんはこの計画に密接に関わっていますが、彼はそのスピーチの中で「911テロで一番助かったのは中国だ!」と明言していました。

(参考文献:山陰中央新報、2001年5月15日 ミサイル防衛戦略をブッシュ政権が発表した事に関する記事。http://www.sanin-chuo.co.jp/ronsetu/2001/05/15.html

韋駄天迷宮から。クリントンにつぶされた計画がブッシュ政権になって蘇った。そしてこの戦略が中国敵視を前提にしてあることが書いてある記事。 http://www.idaten.to/meikyu/a050.html

では湾岸戦争にもどります。

>あんまり儲かっていませんよ。特にイラクへ資金援助した国と、イランで西側兵器の再生を行ったイスラエルは。一番美味い汁を啜ったのはフランスと中国でしょうね。それと北朝鮮・・・

ここに面白い資料があります。*3私はイラク・イラン、アラブ諸国やクウェートはもちろん儲かってないと思いますが、イスラエルはアメリカから既に沢山の援助を受けているし、私はそのフランスも中国も含めアメリカの企業が一番儲かったと思います。儲かったのは国よりも企業です。でもその企業の顧問は政治家ですから・・ 

(*3 参考文献:ヘブライの館・湾岸戦争の裏舞台 
http://rerundata.hypermart.net/ura/hexagon/texts/textA3F/a3f1001.html
同じとこからの出典ですが、関わった会社とアメリカの政治家について書いてあります。ちなみに今回のイラク攻撃で復興を任されているアメリカ企業のハリバートンはチェイニー副大統領が長年顧問をしてきた会社というのは周知の事実です。
http://rerundata.hypermart.net/ura/hexagon/texts/textA3F/a3f2008.html

>それと、この戦争で細菌兵器は使用されていない筈ですが・・・

どんな兵器が使われたかっていうのはあんまりポイントじゃないですけど(JSFさんはとても詳しそうですけど)ご指摘ありがとうございます。イラン・イラク戦争直後に行なわれたイラン人・クルド人虐殺は化学兵器によるもので、細菌兵器は使っていないかもしれないですね。でもアメリカが今回のイラク攻撃でイラクにいちゃもんつけた理由の一つに化学兵器と共に細菌兵器もありましたので私は混ぜました。すみません。
(参考文献:東京財団・中東コンフィデンシャル「イラク攻撃がもたらすもの」http://www.tkfd.or.jp/news/meast/1_20021008_1.shtml

>イラクがクウェート侵攻作戦準備中に外交圧力を加え思い止まらせる事。ソ連にはそれが出来た筈なのですが、崩壊寸前のソ連に他国を気遣っている余裕は無く、放置した結果が湾岸戦争です。

なんでそれがソ連にはできた筈なんですか? どうしてアメリカとソ連両方じゃなくソ連だけが放置したという書き方になるんですか?イラクのもろもろの兵器はソ連製だったかもしれませんけど、フセイン自身との密接な関係を取りざたされるのはソ連よりアメリカに関する資料の方が多いですね。*4(資料の一部として:2002年11月30日 産経新聞朝刊 欧米が生んだ“怪物" 反イランで蜜月築くhttp://www.sankei.co.jp/databox/iraq/column/hussein/hussein3_1.htm ・イラク戦争のいんちきな理由 マイケル・クレアー(米・ハンプシャー大学教授)より http://www.tcxpress.com/yins_01.html)ソ連でフセインと密接に接触したのは誰なんでしょう? 以前も書きましたが、アメリカは資金援助もしたし、フセインをそそのかしてクウェートに侵攻させたし*5(田中宇・米イラク攻撃の謎を解く http://tanakanews.com/c0909iraq.htm「アメリカの中東での均衡戦略の歴史」から特に注目)、その上実は衛星でクウェート方面に兵が集まっているのはアメリカもソ連もそそのかす前に既に分かっていました。*3(ヘブライの館参照)このことに対してはどういう説明になるんですか?

それでは今日はこの辺で。JSFさんもこれを読んで頂いた皆さんもどうぞ良い週末をお過ごしください!来週は一人の時間を利用してももう少しロックのページをつくっていきたいと思います・・・。あと、最後に付け加えますが、JSFさん、ほんと偶然見つけてびっくりしちゃったんですけれど私の日記タイトルを気に入っていただいたのはとてもうれしいんですが、それをそのまま使って他の方に書き込みされてましたね。他の方に書き込みするんですから私の言葉は使う必要ないでしょう・・・?ご自分の言葉で表現して頂けませんか。どうぞよろしくお願い致します。

では、また〜〜〜〜!

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