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***** Open Dialogueの続き☆3ページ目*****

+++Minminpieからの書き込み
→→続き→→

>>しかし中東和平はこれまで肝心なところにくると、テロで崩れました。ラビン首相が暗殺されたのは・・・きっとゴラン高原の件でしょう。

ゴラン高原返還政策は1993年のオスロ合意の後でしたっけ?これもラビン元首相の和平政策の一部だったでしょうが、極右や多くの人はゴラン高原には執着していましたよね。(平和志向の人は執着していなかった人もいたようですが)だからそれも理由の一部だと思います。もっともアラファトが長い間テロリスト指導者としてイスラエルを攻撃していたのに、その指導者と軍人だったラビン元首相が和平を結んだというのは、極右派にとっては信じられない譲歩だったのでしょうね。エジプトのサダト大統領も1979年にイスラエルと和平条約を結んで2年後に暗殺されましたよね。ですから、暗殺された原因はこれ!と特定できないと私は思いますが、和平を望む人々の中に強行に和平を望まない人々がいるわけで、問題は根深いですよね。

>>彼が暗殺されなければ、もしかしたら911テロも無かったかもしれません。

そうだったら本当によかったですよね。ビンラディンは1970年代ソ連のアフガニスタン侵攻のときにはアメリカと手を組んでソ連と戦っていましたね。1991年の湾岸戦争時にアメリカがサウジアラビアに駐在、そしてイスラム教の聖地でもあるエルサレムを占領しているイスラエルをアメリカがバックアップしているのだと知ってから、反米に転じました。そしてアメリカがイスラエルが行なっている侵略行為は黙認しているのに、フセインの行為だけ攻撃しただの、アメリカがそうやって関与し続けていることでアラブの統一を邪魔しているだの、いろいろ反米の要因が言われていますよね。そして、1993年にはワールドトレードセンターを爆破し、1998年にはタンザニアとケニアのアメリカ大使館を爆破しましたね。ラビン元首相がもし暗殺されなかったら、パレスチナとイスラエルには粗方平和的な状態が来てその場所は落ち着いたかもしれませんが、もしそれでもアメリカが中東地域のイスラム教の人々のことを念頭におかずイスラエルに多額の援助をしサウジアラビアと仲良くし続けていたなら、よそ者としてビンラディンの反米精神は抜けなかったかもしれません。でも、こんな記事もあるので、どうぞ読んでみてくださいね。*2

それでは、話題が深くて大変ですが、急がば廻れのつもりでめげずにこつこつと話を進めていければと思います。どうぞよろしくお願いします。そして、JSFさんも、これらを読んで問題意識を持っていただいた皆さんも、今日も良い一日を〜。では、またっ!

*1 こんな資料を見つけました。参考にどうぞ。 http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Palestine/AntiOccupation21.htm

*2 こちらも参考にどうぞ。「オサマ・ビンラディンとCIAの愛憎関係」 http://tanakanews.com/b1105osama.htm

そういえばそちらはもう週末ですね。思いっきり頭を休めてリラックスしてくださいね。私は今日もコンサートです。へへへへへ・・・

(8月29日5時48分)

+++JSFさんからの書き込み
みんみんパイさん

>私の場合、環境や住んでいる土地柄、極右派ユダヤ人の思想
>にしか取れないのです

消えないでしょう、しかしネオコンは実際の数としては多くは無く、数十人くらいです。

>右派はイスラエルを中東一の国にすることでアメリカが石油の
>コントロールができることを望んでいるし

元よりイスラエルは中東一の軍事戦力です。
そして国土は拡大のしようがなく、逆にパレスチナ国家建設及びゴラン高原返還で領土は減ることを余儀なくされています。
目的としてはイスラエルを中東一にすることではなく、イスラエルに敵対する国を完全に潰してしまおうと言うものです。

>イスラエルへ圧力は続けてきましたけれども・・・資金をたっぷり
>与えて、パレスチナ以上に他の国を侵略しないように、とい
>う圧力なのでしょうか? 

アメリカはパレスチナ国家建設とゴラン高原返還という圧力を加え続けてきた筈です。

元よりイスラエルの軍事戦略として、これ以上の領土拡大はありえません。人的資源の問題から、拡張すれば拡張するほど手薄になり自滅する羽目になるからです。

しかしガザはともかくとして、ヨルダン川西岸地区の独立はエルサレムの完全な孤立化を招きます。
いくら資金があろうが、強大な軍隊があろうが、防衛面で著しく不利になります。

中東地図
http://www.eastedge.com/israel/map.html

見ての通り、ヨルダン川西岸地区がパレスチナ国家として独立し、もしここへイスラエルの敵性国家が軍隊を配置した場合、エルサレムの防衛は不可能となります。 故に、パレスチナ国家の承認は軍事面での安全保障をどう確保するのかが焦点になります。

--------
状況をもし例えにするならこんな感じでしょうか。日本で、在日韓国人などの少数派の方が右寄りの政策研究所を作り、彼らが沢山のお金をトップの政治家に寄付し、それを受けた内閣にいる政治家数人が、日本の軍事産業を上手に潤しながら韓国の利益になるような戦争を繰り返しつつ政策を立て続ける・・・。
-----

この例えは不適当だと思います。
何故なら韓国は日本を敵視していますが、イスラエルはアメリカを敵視していません。

(8月29日13時51分)

+++Minminpieからの書き込み
JSFさん
おはようございます。今日は連休前の週末です。昨日もコンサートで寝るの遅かったんで今日はふらふらしてます・・・。それでは思うことを書いていきたいと思います。

>>消えないでしょう、しかしネオコンは実際の数としては多くは無く、数十人くらいです。亜流と言ったのは思想的にネオコンの影響を受けているがシオニズムはさほど気にしていない層ですか。

だんだんご指摘していることが見えてきました。では、亜流はユダヤ人の方々ではないので、シオニズムを気にしていないのは当然ですね。しかし湾岸戦争から現在の具体的なアメリカの外交政策のアイデアを与えているのは亜流の方々ではなく、先の自分の書き込みに上げましたが、その数十人のユダヤ人の方々(と彼らをサポートしている沢山のユダヤ人)ですので、そのような意味で、中東状況やアメリカの外交政策を考えたり予期したりするのにシオニスト思想をもったユダヤ人のネオコン派の存在と影響力は無視できないのでは、というのが私の主張です。

ちなみに私の職場に所属する、とあるネオコン派+正統派ユダヤ人でいつもイスラエルよりで過激な発言をする学者がいますが、つい最近彼はパウエル長官のスピーチライターに任命されました。パウエル長官はネオコンではありませんが、ネオコン派の学者に原稿を書かせることで表向き中道派なのに中はちょっとネオコンはいってるみたいな、そういうバックアップの仕方をしているんですね。*1

もしJSFさんがお知りでしたら、亜流のネオコン派で現在特に影響を与えている人の具体的な例を教えていただければ幸いです。

>>この例えは不適当だと思います。何故なら韓国は日本を敵視していますが、イスラエルはアメリカを敵視していません。

一応ここで出した例はあくまで、「民族」的な例としてあげたまでで、国が敵視しているしていないはあまりポイントになっていません。日本では、顔を上げればほぼ10人中10人が日本語をしゃべるアジア人の方ですけれど、アメリカは10人取れば10人とも違う素姓で自分がXX人であることがアイデンティティを確立するのにとても大切ですので、その数十人のユダヤ人が今世界を仕切るアメリカでネオコンとして影響を与えているのはどれほどのことなのか、日本で考えられる民族的で具体的な例をだして思い浮かべてもらいたかったのでこの例を出しました。JSFさんのポイントで私の例を一蹴りされるのは構いませんが、国によって文化は違いますしその違いを自分の状況に照らし合わせて多様なことを理解していく努力をしなければ問題は解決しないし、議論にもなりません。

付け加えて、平和主義的な観点から言いますと「敵視」という言葉はそれで相手を名指ししただけでお互い敵同士になってしまい、それでは解決にはなりませんから、私的に「韓国は日本を敵視」という言葉は不適当だと思います。これはただ平和的に問題を解決する上での個人的な主張ですから、JSFさんにはJSFさんの観点で構いませんけどね・・・。

>>元よりイスラエルは中東一の軍事戦力です。そして国土は拡大のしようがなく、逆にパレスチナ国家建設及びゴラン高原返還で領土は減ることを余儀なくされています。目的としてはイスラエルを中東一にすることではなく、イスラエルに敵対する国を完全に潰してしまおうと言うものです。

そのとおりですね。私も「中東一」という意味で土地を指したわけではなく、JSFさんのご指摘のように軍事的に・経済的に・国力としてとそういう意味で「中東一」にイスラエルをもっていこうという目的だと思います。

>>元よりイスラエルの軍事戦略として、これ以上の領土拡大はありえません。人的資源の問題から、拡張すれば拡張するほど手薄になり自滅する羽目になるからです。

私もその通りだと思います。現在のイスラエルの領土は侵攻し続けたおかげで最大限まで拡大していますから、侵攻した土地を元に決められていた通りに返還していくしかないでしょう。アメリカはイスラエルのパレスチナ人自治区での残虐行為をジュネーブ条約違反であると決める、ジュネーブ国際会議にことあるたび棄権してイスラエルの侵略行為を黙認しても来ました。*2(このやり方は京都議定書の放棄にも似ていますが)ですから

>>アメリカはパレスチナ国家建設とゴラン高原返還という圧力を加え続けてきた筈です。

と引用させていただきましたが、そのくらいの圧力はかけておかないと国際世論からの非難から抜けれないと思います。

>>しかしガザはともかくとして、ヨルダン川西岸地区の独立はエルサレムの完全な孤立化を招きます。

いくら資金があろうが、強大な軍隊があろうが、防衛面で著しく不利になります。 >>見ての通り、ヨルダン川西岸地区がパレスチナ国家として独立し、もしここへイスラエルの敵性国家が軍隊を配置した場合、エルサレムの防衛は不可能となります。故に、パレスチナ国家の承認は軍事面での安全保障をどう確保するのかが焦点になります。

分かりやすい地図をありがとうございました!
パレスチナ国家がイスラエルのように他の国から資金を受けて軍事国家になるかどうかは疑問ですけれどね。きっと経済的には天と地の差ですよね、今国家が認められたところで・・・。エルサレムは、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教全ての聖地ですから、誰のものでもない孤立化という選択がアラブの人々にとって公平な考え方にはならないでしょうか・・・?もちろん現在のイスラエルにとっては不利になるでしょうが、現状のようにもしパレスチナ国家が認められてもイスラエルとの軍事面が天と地の差のままでしたら、自爆テロはやまないでしょうし軍隊での武力行使も終わりがなくなるでしょうね。

それでは、また。楽しい週末を。私は連休になりますのでBBSに戻ってくるのが少々遅れるかもしれません〜★

*1 ユダヤ人とユダヤ人ネオコンがどれほど政治的に力があるのかということを参考程度に記事をあげておきます。そして私も実際そのような環境下にいますので、ただ他の方の印象も参考にしていただければいいと思います。
1) 民主党の横路孝弘氏のパレスチナ和平に関するコメント。の4段落目に注目。
http://www.yokomichi.com/monthly_message/2002.04.03.htm

2) 田中宇さんの2002/9/16の記事「イラク攻撃・イスラエルの大逆転 」の「▼ネオコンとイスラエル」に注目。
http://tanakanews.com/c0916iraq.htm

3) アメリカのニューズウィークという雑誌の記事を基に、ロードマップの公平さについて問われたまみっちさんのコメント。
http://www.rose.ne.jp/~mamitti/ht-03-14.htm

*2 あくまでも参考です。こういう事実も語られています。
http://www.kcn.ne.jp/~gauss/jsf/chomsky.html

(8月30日2時28分)

+++JSFさんからの書き込み
みんみんパイさん
>もしJSFさんがお知りでしたら、亜流のネオコン派で現在特に
>影響を与えている人の具体的な例を教えていただければ幸いです。

ちょっと意味が逆になるんですが、チェイニーはJINSAの顧問を務めていたりしていますから、ユダヤの影響は掛かってくるのでしょうね。

>そのような意味で、中東状況やアメリカの外交政策を考えたり予期
>したりするのにシオニスト思想をもったユダヤ人のネオコン派の存
>在と影響力は無視できないのでは、というのが私の主張です。

この点に付いては私も同意です。

>日本で考えられる民族的で具体的な例をだして思い浮かべて
>もらいたかったのでこの例を出しました

そういう事なら理解できます。

>付け加えて、平和主義的な観点から言いますと「敵視」という
>言葉はそれで相手を名指ししただけでお互い敵同士になってしま
>い、それでは解決にはなりませんから、私的に「韓国は日本
>を敵視」という言葉は不適当だと思います。

・・・状況が見えていないのですか? 「政策として反日主義」を掲げ国民に「反日教育」を施している韓国ですよ? 日本を敵視していないとでも? 名指ししなければ問題が解決する?

それは絶対に違う!! 声を大きく上げて、韓国の無茶苦茶なイチャモンを突っぱね続けてやらないと問題は解決しない!!

日本は韓国を敵視していません。韓国ごとき眼中に無いのです。しかし韓国は明確な意思を持って日本を敵視しています。

北朝鮮に至ってはお互い敵視し合っています。
日本人拉致問題はご存知ですか、日本国民は北朝鮮を完全に敵視しています。

敵視すべきでない、と口で言うのは簡単です。しかし、敵視しないことで問題が解決するわけではありません。北朝鮮などは甘やかすとすぐ裏切りをします。米朝合意は一方的に破られました。

★あいりー別館NEO/韓国について http://plaza.rakuten.co.jp/amedeo/

★ぢぢ様(ミラーサイト)在日コリアンの来歴 http://freespace.kakiko.com/didi/index.html

>もちろん現在のイスラエルにとっては不利になるでしょうが

恐ろしく不利になります。ヨルダン川西岸の喪失は防衛上、致命的とも言って良いです。

>パレスチナ国家がイスラエルのように他の国から資金を受けて
>軍事国家になるかどうかは疑問ですけれどね。

ああ、そんな事にはなりませんよ。
問題はシリア軍がヨルダンを通過してパレスチナへ戦力を移動させ、短期決戦でエルサレム−テルアビブを抜けば・・・イスラエルは瓦解します。無論、現状のシリア軍にそれだけの能力があるとは思えませんが、将来的にはわかりません。最低でも核兵器とエジプトの参戦が必要になりますが。

>ネオコンについて私たちの意見を交換し合ってから、1.フセインのクウェート侵攻時の状況、2.シーア派による革命が起こる意義と他国の策略、3.イラクで起こった経済制裁の意義、と順を立ててまとめながら(まとまればよいが・・・)書き込みをしていきたいと思います。

___________________________________

ネオコンに関しては意見を出し合えたと思います。 次は湾岸戦争ネタの順ですが・・・

昨日、イラクでシーア派の聖地ナジャフで爆弾テロが発生、イラク・イスラム革命最高評議会の最高指導者ムハマド・バキル・ハキム師を含む100人以上が死亡。

シーア派による革命の意義、どうなるんでしょう?

(8月30日14時30分)

+++Minminpieからの書き込み
JSFさん
週末はいかが過ごされましたか?私は連休だったものの少々忙しかったですが、祝日にはたっぷり寝ときました。
それはともかくもう9月ですね。あっという間に年末に向かうなんて少々寂しいですが、残りの一年も有意義に過ごせるようにしたいです・・。9月からは私も仕事が少々多くなってきますので(新年度になるんです)8月ほど即答できないかもしれませんが、できる範囲で頑張りたいと思います!

それでは思うことを書いていきます。

まず湾岸戦争ネタに入る前にちょっとだけ。

>>・・・状況が見えていないのですか? 「政策として反日主義」を掲げ国民に「反日教育」を施している韓国ですよ? 日本を敵視していないとでも? 名指ししなければ問題が解決する?それは絶対に違う!! 声を大きく上げて、韓国の無茶苦茶なイチャモンを突っぱね続けてやらないと問題は解決しない!!日本は韓国を敵視していません。韓国ごとき眼中に無いのです。しかし韓国は明確な意思を持って日本を敵視しています。北朝鮮に至ってはお互い敵視し合っています。日本人拉致問題はご存知ですか、日本国民は北朝鮮を完全に敵視しています。敵視すべきでない、と口で言うのは簡単です。しかし、敵視しないことで問題が解決するわけではありません。北朝鮮などは甘やかすとすぐ裏切りをします。米朝合意は一方的に破られました。

あくまでも個人個人の解釈ですから、JSFさんの気持ちは十二分に分かりますけれど「平和主義」を唱える視点では相手は敵視しないほうが話はまとまります。でもそれは、相手の言いなりになると言うことじゃないんですよ!

今だってそうかも?もし、私がJSFさんを敵視して「なに言ってんだおら〜、黙って聞きやがれ〜っ!」なんて言ったとすればJSFさんも「なに偉そうなこと言ってんだ、この馬鹿尼が〜っ!滑稽なことばかり言いやがってこのアメリカかぶれの糞日本人が〜っ!」と感情論になってしまうかも知れないじゃないですか!?でも、そうじゃない。最終的に分かり合うんだ、という解決への強い意志を持って丹念に話し合えば、だんだんお互いの共通点と矛盾点が見えてくるじゃないですか? そしてそれは相手の言いなりになることじゃない。だって、逆に今まで敵視し続けて解決になりましたか?緊張だけを生みませんでしたか?(もし解決した例があるなら教えてください!知りたいです。)

韓国とは戦後50年戦争のない状態が続き、やっと文化と経済交流が日本との間で行なわれ始めましたね。お互いの歴史感をきちんと正し合う姿勢は重要ですけれど仲良くなり始めたのにいちゃもんを続けてもし、仲たがいしてしまったら日本の経済はさらに破綻に向かうと思います。日本は小さい島国で自国内だけの経済的発展は限られているし今はもう多様な商品で飽和状態です。その多様な商品にあるすばらしい技術と文化を経済的にも保っていく為には現在の大国アメリカに飲まれつづけるのではなく、EUのような感覚で、アジア諸国と仲良くして市場を広げていく方が今後には必要なことと私は考えます。現に、中国にもインドネシアにもフィリピンにもそこらじゅうのアジアの国に日本資本のビジネスがおかれていて、でも彼らの国の歴史だって「日本人に侵略された」とあるし、アメリカに来てそういう国から来た人々と話すと必ずその話が出てきます。(おじいさんや親戚のおじいさんが第2次世界大戦で日本軍に殺されただの結構心が痛い話)でも、それで全員に敵視されているわけじゃない。逆に韓国を含めアジア人の方が同じアメリカにいる外国人同士仲良くなります。

(PS.もちろん拉致のことは知っていますし、大変な問題ですし必ず解決しなければいけないことですし、金正日を上手に動かしていかなければいけないですけれど、北朝鮮にいる国民に(経済制裁を含めた)危害を与えてしまったらあちらにいるかも知れない「拉致された日本人の方々」がそれによって殺されたり飢餓で亡くなられたりするかもしれませんね。それこそ同じ日本人として無念です。)

でも、これはしつこく強調しますけどあくまで個人的な意見ですから! 
JSFさんはJSFさんのやり方と意思で頑張ってください。本当に心から応援しています。
ただ、平和主義とはどういうものか、実際人間同士とはどういうものか、アメリカにいる私の観点で述べたまでです。同意しなくていいですから、理解だけはしてみてくださいね。(そして意味が分からなかったら質問してください★)

しかし、私たち、ネオコンの意味がまとまりましたね!!! ひそかに超うれしかったです。それでは、次の話題に行きますので、先のJSFさんの書き込みを引用しながら思うことを書いていきたいと思います。

>>昨日、イラクでシーア派の聖地ナジャフで爆弾テロが発生、イラク・イスラム革命最高評議会の最高指導者ムハマド・バキル・ハキム師を含む100人以上が死亡。シーア派による革命の意義、どうなるんでしょう?

これ、かなりショッキングでしたね!!! 目を見張るようなひどい事件です。4月10日にもシーア派の反体制指導者ホイ氏というとても重要な人が暗殺されていますよね。この路線ですと、次に殺されそうなのは、同じ系統にあるシーア派のシスタニ氏かもしれませんね。目立つとこで残るはシーア派でも強硬派のサドル氏か、クルド人の代表か、かなりアメリカ寄りの(でアメリカに守られてる)チャラビ氏・・・(しかもヨルダンで銀行を作りお金を横領して破綻させ、有罪判決を受けたような人)だけになるかもしれませんね。もしチャラビ氏がなぜか最後に残り、アメリカが強制的に彼をトップにつけたとしたらそれは全くイラクの民主主義を繁栄させていませんので(記事参照*1)そうしたら大変なことになるでしょうね。まぁ、そんな分かりやすいことにはならないと思いますけど・・・。

とにかく代表者は殺され続けていますが、イラク国民の大多数がシーア派だという事実は変わりませんので、意義やシーア派社会への希望は変わらないと思います。*2イラン・トルコにもまたがった大多数のクルド人の方々にも自治権が与えられてほしいものですね。石油利権を抜いた他国の介入無しに・・・。

議題にもどります。フセインの湾岸戦争時の策略と背景についてです。JSFさんのこの点に関してのポイントをまとめると、「フセインがソ連の擁護を受けられると思っていたのに、援護が得られなかったから誤算になった」と言うことでしたね。

そして私は「冷戦が終わった直後だったので、ソ連の擁護を期待していたとは考えがたいが、しかし多国籍軍が攻めてくるとは思っていなかっただろう」と主張しました。

以前のJSFさんのご指摘を引用させていただきます。

>>フセインはクウェート侵攻時、ソ連の援護が受けられるものと理解していました。そうすればアメリカ軍は容易には動けないだろう・・・しかし、当時のソ連は崩壊寸前で中東に手を出す余裕は全く無く、放置されてしまいます。これがフセイン最大の誤算です。
今回のイラク戦争も、大国間のパワーゲームの結果、アメリカに反対する各国の動きが弱く押し切られました。

>>貴方はソ連が崩壊するなんて、1990年の時点で予測できていましたか? それにフセインが望んでいたのは外交的圧力であり、イラク領内にソ連軍を招き寄せるような意味ではありません。

>>イラン・イラク戦争の時もイラクはソ連の支持を得ていました。

もちろん、フセインが欲しかったのは他国からの外交的圧力(協力また資金援助)だったのでしょうが(しかも1990年頃私は中学生でしたのでそういう国際情勢についてはさすがに予測はしてなかったですけど)、マルタ会談が1989年12月に行なわれアメリカとソ連が冷戦の終結を確認し今後の秩序を話し合った歴史的な会談の直後に、アメリカに対抗してソ連がイラクをバックアップする可能性の方が低いかと・・・。それよりも、ソ連もイラン・イラク戦争時に間接的にイラクをサポートしていたならなおさら、フセインはアメリカもソ連もクウェート侵攻のときに敵に廻ってくるとは思っていなかったのではなかったかもしれません。

アメリカはイラク・イラン戦争でイラクを応援しながら、イランにも武器を売り、実は相打ちを狙っていましたね。(イラン・コントラ事件)こういうアメリカ的な外交政策を今後も指摘していきたいので一応書いておきます。

さて、クウェートもイラクをこの戦争時にサポートしたわけですが、戦争直後にイラクとの国境線にある油田を含め原油の大量増産をし、原油の世界的な原価を下げ、その上借金返済を求め、フセインを怒らせましたね。そして勢いづいたフセインは、クウェートはもともとイラクの領土だった、とか、クウェートはアメリカと共謀してイラクに経済的不安を与え始めたなど、持論をあげ両国の関係はギクシャクします。しかしそこで、駐バグダッドアメリカ大使グラスピーは1990年7月24日イラクのクウェート侵攻約一週間前にフセインと面会し、「アメリカはアラブ諸国同士の紛争には関心がない」と述べ,クエート侵攻を暗に容認したことがきっかけで、8月2日イラクはクウェート侵攻します。フセインは2年前までアメリカとも仲良しだったし、この発言を受けてアラブを自分に任された気分だったかもしれませんね。

イラク侵攻一週間後、ブッシュとゴルバチョフは共同で非難声明を出しています。しかしここが面白いのですが、その時点でアメリカは4万人の兵力を集めてペルシャ湾に集結させることを決めてるんです。*3そこで初めて、サウジアラビアにアメリカ兵が駐在することになりました。その後フセインは和平案も提示しましたが、ちっとも取り扱われなかったと。そこでフセインは人質作戦など無謀な作戦に出ますね。翌年1月アメリカから最後の勧告がフセインに通知されてから本当にアメリカが攻撃をするまでは、イラクがクウェートから軍を撤退させるには既に不可能な時間で戦争回避できなかった、とも言われていますね。

少々長いのでこれで今日は切りますが、イラン・イラク戦争直後から大量破壊兵器・化学兵器を使ったり、クウェート侵攻そして湾岸戦争まで至ったフセインの悪戯はアメリカが生んだ、とも考えてられますので今日の書き込みに至りました。JSFさんの考察をぜひ聞かせてください。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、今日も良い一日を〜!

*1
1)産経新聞からの抜粋。チャラビ代表を知る上で面白い記事だと思います。
http://www.sankei.co.jp/databox/iraq/column/jubaku/saddam5_1.htm

2)どれだけアメリカよりの人なのかを言及している記事。在米の石油会社とも関係がある人です。38段落目。
http://www.eforum.jp/shihou/30years1.htm

*2 田中宇さんの記事ですが、イラン革命の実態を語ったもの。もしシーア派が政権を取ったらどうなるかは心配ですね。
http://tanakanews.com/990921iran.htm

*3 この時代の年表です。面白いと思います。
http://www10.plala.or.jp/shosuzki/edit/asia/neareast.htm

付け加えますけど、どうやら掲示板の投稿がいっぱいいっぱいになってきました。どうしましょうか?! 私たちのやりとりを一部私の他のページで保存して、保存した書き込みは削除しましょうか?! もったいないので消したくないですよね・・・?

(9月4日8時28分)

+++JSFさんからの書き込み
>>韓国とは戦後50年戦争のない状態が続き、やっと文化と経済交流が日本との間で行なわれ始めましたね

50年?何を言っているんです?
日本と韓国が最後に戦争をしたのは400年も前の話。その前は700年前、そして最初に戦争をしたのは1300年前の事です。

先の大戦中、韓国は日本の一部でありました。当時のドイツとオーストリアの関係と似ています。

>仲たがいしてしまったら日本の経済はさらに破綻に向かうと思います。

立場が逆です。日本は韓国市場を失ってもやっていけますが、韓国は日本を失ってはやっていけません。
にも関わらず、韓国は日本を敵視しています。

みんみんパイさん、誤解されないように。日本は韓国に対して呆れているだけです。韓国が日本敵視を止めるなら何時でも仲良くしたいと思っています。しかし、明確な意思を持って日本を敵視している相手に向かって微笑む事は出来ません。

中韓以外のアジア諸国と日本は仲良くやっています。東南アジア諸国は日本の軍事支援を期待している程です。
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/asia/200212/21-01.html

>EUのような感覚で

無理です。日本と韓国の経済格差はアメリカとメキシコとの経済格差よりも大きいのです。

>逆に韓国を含めアジア人の方が同じアメリカにいる
>外国人同士仲良くなります。

ロサンゼルスの大暴動の際、ドサクサ紛れに韓国人商店ばかり焼き打ち去れた事を知っています。彼らは普段から人種差別が激しく、黒人に恨まれていた。
そして在米韓国人達は、黒人やヒスパニックだけでなく、自分達以外のアジア人達ともトラブルを繰り返しています。彼らの母国・韓国は定住外国人達に厳しく、華僑ですらつい最近まで料理人以外は定住を許されませんでした。

>逆に今まで敵視し続けて解決になりましたか?緊張だけを生みません
>でしたか?(もし解決した例があるなら教えてください!知りたいです。)

解決した例なら山ほどあります。・・・相手を滅ぼすか、屈服させるか、ギリギリでお互い手打ちをするか。
国際社会のバランスは緊張と妥協の産物です。

逆にお聞きしたい。片方の国が相手を敵視している状態で、もう片方の国が融和策を取って・・・お互いが幸せに成った例を教えて下さい。

ヒトラー相手に英仏が取った対ドイツ宥和策しかり、韓国の対北朝鮮太陽政策しかり・・・誰がどう見ても失敗です。

私は「対話と圧力」、つまり「飴と鞭」の使い分けが肝心だと思います。 そしてそれを、北朝鮮に対してだけではなく、中国、韓国相手にも使うべき外交政策であると私は信じています。

中国及び南北朝鮮は世界でただ三つの、反日教育を国民に施している国なのですから。

>フセインは2年前までアメリカとも仲良しだったし

これはおかしい。イラクの後ろ盾は常にソ連でした。イ・イ戦争でアメリカがイラク側を支援したのはイスラム革命の波及を恐れた事、そしてサウジやクウェートもイラクを防波堤にする気で支援しています。
イラクにとって見れば、自分とアメリカやサウジと仲良しなどとは夢にも思っていません。使えるべきは駒は使う。敵の敵は味方。あるいは両方共倒れを狙う。 それはイスラエルがイランを支援していたことからも分かるでしょう?ユダヤ国家がイスラム原理主義を支援するといった現実。

国家戦略とはそういうものです。もしイランがイラクに勝ち、イスラム革命がバクダッドにまで到達すれば中東は魔女の鍋を煮立てたような状態になっていたでしょう。

>フセインの悪戯はアメリカが生んだ、とも考えてられます

短絡的であると言えます。そんなことを言い出すならソ連がフセインを産んだ、とも言えてしまいます。
私はイ・イ戦争でアメリカがイラクを支援したことは大変、妥当な判断であると思っています。

>その後フセインは和平案を提示しましたが

ルメイラ油田とブビアン島を引き渡せ、というのが果たして和平案なんでしょうか・・・

>そして私は「冷戦が終わった直後だったので、ソ連の擁護を
>期待していたとは考えがたいが、しかし多国籍軍が攻めてく
>るとは思っていなかっただろう」と主張しました。

冷戦が終わったからソ連は動いてこない?
そういう論拠が成り立つならば、何故アメリカは冷戦が終わったにも関わらず動いてきたのでしょうか?相手はソ連とべったりのイラクだというのに。

ソ連は湾岸戦争において外交での初動を誤りました。
ソ連はイラクとの深い繋がりを利用して危機の発生を未然に防ぐ事が出来た筈です。
なのに…

(9月7日22時29分)

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